父の日

昨日は父の日でしたね。



皆様、プレゼントでもされましたでしょうか?^_^;



母の日も書いたので、父の日も書かなければ、と言う事でもありませんが、…(笑)




息子というものは、とかく父親とは張り合いがちで。




かく言う私も、そうでした。




この歳になり、父親も高齢者と呼ばれる歳になり、体もそんなに丈夫で無くなる。


そうなって初めて優しく接する事が出来るようになる。




そんな感じかと(苦笑)




父親と息子と言うのは、親子でありライバルのような。




まあ、父親から言わせてもらえば、責任を背負わされている分、フェアなライバル関係とは言えない。




となるのかも知れませんが(^^;;




私の場合。




まあ、父親とはよく喧嘩しました(笑)




取っ組み合いも何度もあります^_^;




父親は強い存在で、向かって行っても勝てない、




と信じている頃の話ですが。




でも、分かる時が来るんですね。




自分が勝ってしまうと…。




自分の体力が明らかに上回っていると…。




少し寂しい瞬間が。



でも、そこで優しくなれたかと言うと、そうでは無かった。




自分の場合は(笑)




とかく、私の父親の場合は口が経つ(笑)



話していると、腹が立って来る。




お酒が入ると特に(笑)



今日は話を聞いてやろう、反論しないでおこう。




と、覚悟を決めて行ってもやはり最後は腹が立って腹が立って喧嘩になってる(笑)




それも年齢を重ねるに連れ、私の言葉に反論出来ない父親になって来た。




今では喧嘩にならない(^^;;




それはそれで本当は寂しい。




そんな感じになって、初めて優しく接する事が出来るようになったのかも知れません。




でも、自分には絶対的に父親に逆らえないし、感謝しなければならない一点がある。




それは父親に野球と言うスポーツがある事を教えてもらったと言う事。




野球の楽しさを教えてもらった事。




毎日毎日野球の話をしてくれ、キャッチボールの相手をしてくれ、野球を教えてくれた事。




紛れもない事実である。




父親が私に野球を教えてくれなければ、今の仕事に就く事も無かったはず。




そして、何より大切な縁ある子供達や若者達に出会う事も無かっただろう。




大切な大切な多くの方々との出会いも無かったであろう。





野球と出会い、多くの縁を育む事が出来たのは、父親のおかげである。




感謝。




以前も書いた事があるが。





と、最初に断って置かないと、うつけのマスターから電話が掛かって来て、




『その話、前にも書いとったや無いですか〜、おんなじ話、使い回しせんとって下さいよ〜』



位のアドバイスを受けてしまう(笑)




だからこその、敢えての断り(笑)




以前にも書いたと思いますが。



自分が小学校に入学した頃。



ランドセルを置いたら、一目散に近くの公園へ走って行った。



毎日毎日。




公園には一年生から六年生まで多くの子供達が集まって野球をしている。




そこに混ぜてもらう為に。




私は意気揚々と出掛けるのだか、先方はどうやら歓迎ムードでは無い。




それもそのはず。




一年生になったばかりの私は、ストライクゾーンもよく分からない。



来る球、来る球、全部振ってしまう。




振ってしまうだけなら良いが、全部空振りする。




私が居る方のチームは大きなハンデキャップを背負わされる事になる(笑)




こんな事もしばしばあった。




大体の人数が揃うと六年生が中心になって、2組にチーム分けをする。




ジャンケンで選手の取り合いをするのである。




差し詰め、ミニドラフト会議である(^^;;




当然、私は最後の最後まで指名漏れ(笑)




最後に残るのが2人ならまだ良い。




勝ったチームがもう一人を引き取り、負けたチームが私を受け入れざるを得ない。




だが、惨いのは人数が奇数で最後に私が一人だけ残ると言う時。




ここで残酷なドラフトジャンケンが始まる(笑)





『い〜るか、いらんかジャンケンほい!』




と始まるわけである。




本当に子供と言う生き物は残酷である(^^;;





めでたくジャンケンに勝った方が宣言する。




チームのメンバーに相談する事も無く。




間髪入れずに宣言する。





『いらん!!!!!!!!』





本当に子供と言う生き物は残酷である(^^;;





その宣言をするのが、五歳年上の六年生で私の従兄弟であったりするから余計始末が悪い(^^;;




現状を受け止め、来る日も来る日もクソボールを空振りする日々。




それでも野球は楽しかった。




仲間に入れてもらっているのが楽しかった。




そんなある日。




オンボロ長屋の二階に住んで居たのだが(^^;;




父親が早く帰って来て家に居た。




どういう訳か、狭い家の中で野球が始まった。




父親も疲れて居たのかも知れない。



外に出るより家の中でと。




六畳の一間で、その日の野球が始まった。




短いプラスチックのバットを持つ私に、そっと下からボールを投げる父。



案の定、どんなボールも振ってしまい空振りを続ける私(^^;;




そこで父親が私にアドバイスをしてくれた。




どんなアドバイスだったか忘れてしまったが、その情景を今でもはっきり覚えている。




四十年近く経った今でも。




でも、その日その時からクソボールに手を出さず、ストライクゾーンのボールがバットに当たるようになって来た。




あの時の震えるような感動は今でも忘れ無い。




父親との練習で公園野球に出遅れた私。




でも、その日はどうしても自分を試してみたい。




どうしても打席に立ちたい。




そう思って行ってみたが。




イニングは進み、途中から入れてもらえそうに無い。




仕方なく隅の方で、同じように遅れて来た、三歳年上の四年生、西岡平太郎君にボールを投げてもらって打ち返していた。




平太郎君は自分と違って運動神経が良く、スター選手。




その平太郎君が驚いた。





私のバットがボールを捉えるようになり、クソボールを見送るようになっていたからである。



平太郎君のお墨付きで、第二試合には入れてもらえるだろうと思って居たのだが、甘かった。




『今日は遅く来たから、明日から入ったらええやん、どうせ栄作はボール球ばっかり振って三振しかせえへんねんから!』




どうやら第一試合がかなり白熱していたようで、平太郎君を取れれば良いが、私を引き取ったチームはかなりのハンデを背負うと判断したのだろう。




両チームの利害が一致していた。




私に家に帰るようにと、遠回しでは無く、直接的に言って来る子供まで出る始末。




子供と言う生き物は、どこまでも残酷なものである(^^;;




しかし、そこで平太郎君が助け船を出してくれた。




『いや、今日の栄作は打つ。もうクソボールは振らへん。俺と同んなじチームに入れたらええ。それでええやん。だから栄作混ぜたって』




と。




感動に胸が震えた!




と言いたいところだが。




一年生の私は早く野球に入れてくれ!




それしか無かった(^^;;




とにかく、平太郎君と同じチームでその日も野球をする事が出来た。




クソボールも振らず、バットにボールが当たった。




細かい結果は覚えていないが。




その日以降。




ドラフト会議で最後まで残る日々は、すぐには終わりを告げなかったが。




『い〜るか、いらんかジャンケンほい!』




で、間髪入れずに




『いらん!!!!!』




と言われる事は無くなった。




一つ階段を登ったのだ。




今、多くの子供達や若者達と接する。




私はあの日、確かにあのオンボロ長屋の二階で何かを掴んだのだ。




父親のアドバイスで。




小さなヒントだったのかも知れないが。




でも、あの日確かに何かを掴んだのだ。




私と縁あるその子供達にも、あの日私が覚えた感動を。




少しでも与える事が出来たら。




一つでも成長の為のヒントになったら。



そう思って接している。




私の野球の原点はあの日であり、あのオンボロ長屋の二階である。




そして、私に野球と言うものの存在を教えてくれた父である。




何も恩返しの出来ない自分であるが。




毎年12月に皆さんが『西村会』と呼んで下さる忘年会がある。




お付き合いのあるプロ野球選手やOB、指導者の方々や野球関係者の方々が参加して下さる。




今年開催する事が出来れば、15回目になる。




野球が大好きな父を毎年招待している。




皆さん、気を遣って父に挨拶をしてくれる。




せめてもの恩返しであり、親孝行の真似事である。




昨日の父の日。



何もプレゼントはしていない。




中学生の試合を観戦しに来てくれた。




難しい試合に一つ勝てた。




まあ、その勝利がプレゼントと言う事で(^^;;



お茶を濁して。




今週も頑張ります!

































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