引退

昨夜ある大学生から電話をもらった。



『今日の試合に負けたので、引退する事になりました。ありがとうございました』




4回生の彼は秋のリーグ戦で優勝を逃し、大学野球生活最後の試合を終えた。




その報告である。



彼が甲子園で大活躍した4年前の夏の数ヶ月前。



東京の大学で野球をしたいと言う彼を、ある有名校の練習に連れて行った。




8月1日まで返事を待って欲しいと言うのが先方の答え。




その後、彼が進む事になる関西の強豪校の練習に連れて行った。




監督も喜んでくれ、是非うちにとおっしゃって頂いた。




その夜、彼と食事をした時に彼に言った。



今日練習に行った方の大学に進みなさいと。



彼はハイと一言。



それで決まった。




請われて行く方が絶対に幸せ。




そう確信している。



無理矢理入るより、望まれて入る方が。




彼のその時の本心は分からない。




憧れた東京でのプレーに未練もあったかもしれない。



でも、大人の判断に従ってくれた。




何の質問も反論も、未練がましい言葉の一つも無く。



その数ヶ月後、彼は甲子園で大活躍して、大学生活を迎えることになる。



その彼がもう引退。



早いものである。



4年の間に。



彼はベストナインも手に入れ、優勝も経験し、名門大学の主将も務め、大学全日本の代表にも選ばれた。



押しも押されもせぬドラフト候補にもなった。



プロ志望届けを出せば、必ず今年のドラフトで指名される選手になった。



社会人野球の助っ人として二年間プレーすることを決めたが。




素晴らしい選手に成長してくれた。




途中、部員の不祥事で1シーズンを棒に振った。




彼を嘱望してくれた監督も辞めてしまった。




そのままプロ入り出来る可能性が高いにもかかわらず、社会人に進む決断もした。




そんな経験も彼はした。



4年間、何度も会い何度も食事をし、酒も飲んだ。




相談もされた。



あっと言う間の4年間。



彼の大学野球生活が終わった。




4年前、東京のスタジオアルタの前で記念撮影をした。



絵に描いたようような、お上りさんf^_^;




彼に関西の大学入りを決断させた。




彼にとって良かったのかどうか。




でも、これだけは言える。



彼は本当によく頑張った。



顔を立ててくれた。



立てすぎてもらう位、立ててもらった。




鼻高々である。



本当にありがとう。



間違いなく、再来年のドラフトでは指名される選手。



これからも良い付き合いをお願いしたい。




とりあえず、引退と言うことで…




寮の門限は無くなったな(笑)




近々に、お腹いっぱい飲みましょう!




4年間お疲れ様。



これからのさらなる飛躍に期待してますm(_ _)m



本当にありがとう!


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