継続

先日ある若者から報告があった。




「無事結婚して入籍を済ませることができました」と。




嬉しい報告である。


高校、大学、社会人野球と全てのセクションを名門チームで活躍した。




大学や社会人のチームメイトの多くがプロ野球選手になった。



彼もまた大学、社会人時代はドラフト候補と騒がれもした。



結局プロ野球に進む事なくユニフォームを脱ぐことになったが、都市対抗野球や日本選手権など大きな舞台で大活躍することができた。



プロ野球に進むことはできなかったが、幸せな現役生活を送れたと思う。



現役生活から駅生活?(笑)になって数年が経つ。




ユニフォームは変わったが、すっかり板に付いている。




会う機会は多くは無いが、一緒に飲んでも本当に楽しい。




羽目の外し方も最高でf^_^;




野球に関しての知識、経験も申し分ない。



男気も人望もある。



いつかは指導者としてグランドに帰って来て欲しい。



開幕前の盛り上がっている時に水を差すようで申し訳無いが…




あと半年もすればユニフォームを脱がされる選手が出て来る。




引退を余儀無くされる選手も。



プロ野球選手のセカンドキャリアの問題が取り沙汰されることがあるが。




確かに再就職とか、新しい仕事を始めるのは大変。



でも、でもである。



まだ、良い。



プロ野球選手になれたのだから。




元プロ野球選手ということで、有利な事もある。



また、彼のように社会人野球まで進み、引退後はその会社で仕事が出来る。




これもまた幸せな事である。




何度かここでも取り上げているが。




問題は高校、大学を卒業してから野球を続ける事が非常に困難になっている。




まだまだ好景気を実感出来ないこの状況で。





大学野球を諦めるケースも少なくない。




そっちの方である。




私が学生だった頃は社会人野球の企業チームは、300チーム近く存在したのでは無いか。




また、1チームあたりの部員の数も今より多かったはず。




現在はどうだろう?




純粋な企業チームと言えるのは、80チームも無いのでは無いか。




高校、大学を出てプレー出来るのは、本当に狭き門なのである。




若者の進路に携わる度に厳しさを実感している。




昔なら完全にどこかの企業チームに入れるような実力を持った選手でも入れない。



そんな状態が続いている。




クラブチームが多く出来てはいるが、勿論資金的な問題や練習環境などが企業チームに劣る事は否めない。




独立リーグのチームも安定的に運営するのには、非常に苦労されている。




セカンドキャリアもおそらく和製英語だろうから、敢えて言うならファーストキャリア。




ファーストキャリアのキャパが小さい。




WBCで2度も世界一になった日本。




野球のレベルは高い。




が、その高さを支えて来たものが…




私と付き合いのある選手やOBの中にも、高校卒業後や社会人野球に進んでから頭角を現し、プロ野球の世界で活躍、と言う人達も多い。




WBC戦士の中にも居る。




もし、彼らがファーストキャリアを積む事が出来なければ、どうだっただろう?



あと3年、いや2年プレー出来たら…




チャンスのある選手が、ユニフォームを脱がされるのを目の当たりにする。




野球はお金のかかるスポーツの代名詞にもなっている。




継続は力なりだが、継続にはお金と定員の問題が立ちはだかる。




野球をやっていて良かった。




縁あるみんなにそう思ってもらえるように。




挑戦し続けなければ。



「継続だけが力なり」




そう信じて。







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